バイクの売却や購入を検討しているものの、実際にどの程度の費用が必要になるのか、お悩みではないでしょうか。車両本体の平均価格は排気量によって大きく変動します。十分な予算を準備するためには、本体価格以外に必要となる諸費用についても、しっかりと把握しておくことが重要です。
本記事では、排気量別の平均価格から諸費用、維持費、さらには市場動向に基づく今後の価格予測まで、バイク購入に必要な資金に関する情報を解説します。
目次
排気量別バイクの平均価格と購入総額の目安

バイクの購入を考えているなら本体価格はもちろん、登録にかかる諸費用やローンを組んだ場合の月々の支払額まで、具体的な金額を把握しておくことが重要です。
排気量ごとのバイク平均価格の実態と、購入時に必要となる総額の内訳、さらにローン利用時の具体的なシミュレーションについて順に見ていきましょう。
排気量別の平均価格
一般社団法人日本自動車工業会の『2023年度 二輪車市場動向調査報告書』によると、バイク本体の平均価格は51.0万円でした。2021年の42.2万円と比べて約9万円上昇しています。
また、排気量が大きくなるほど車両価格も上昇する傾向にあり、購入方法も変化していることが分かります。
| 排気量クラス | 平均的な価格帯 | 主な支払い方法 |
|---|---|---|
|
原付一種(~50cc) |
20万円~30万円程度 |
一括払いが中心 |
|
原付二種(51cc~125cc) |
30万円~40万円程度 |
一括払いが中心 |
|
軽二輪(126cc~250cc) |
50万円~60万円前後 |
分割払いが上昇傾向 |
|
小型二輪(251cc以上) |
70万円以上 |
分割払いが上昇傾向 |
|
全体平均 |
51.0万円 |
一括払いが主流 |
購入時にかかる諸費用の内訳
バイクを購入して実際に乗り始めるまでには、車両本体価格に加えてさまざまな諸費用が必要です。これらの費用は大きく「販売店手数料」と「法定費用」に分けられます。販売店手数料には、納車前の点検・整備に関する費用などが含まれます。
法定費用としては、自賠責保険料や標識交付手数料、軽自動車税、自動車重量税などがあります。販売店手数料は販売店によって金額設定が異なるため、車両本体価格だけでなく購入時に必要な費用が全て盛り込まれた「乗り出し価格」で比較することが重要です。
| 費用項目 | 内容 | 相場 | 備考 |
|---|---|---|---|
|
納車整備料 |
納車前の点検・整備費用 |
8,000円~2万5,000円程度 |
販売店により内容が異なる |
|
販売店手数料 |
納車に伴う費用 |
1万円~3万円程度 |
金額や有無は販売店によって異なる |
|
自賠責保険料 |
強制加入の保険 |
排気量・期間により変動 |
長期契約ほど割安 |
|
標識交付手数料 |
ナンバープレート交付費用 |
一般的には無料、再交付の場合は数百円程度 |
法定費用 |
ローン購入時の月々支払い例
バイクローンを利用した場合に、月々の返済額がどの程度になるのか、事前にシミュレーションしておくことが大切です。銀行系ローンは年1.0%~4.0%程度、ディーラーローンは年6%~10%、消費者金融系カードローンは年18.0%程度の金利が設定されていることもあります。
例えば、50万円を金利4.0%、3年返済で借りた場合、月々の支払額は約1万4,700円になります。返済期間が長くなるほど利息の総額が増える点に注意が必要です。
ローンを組む際は、車両価格だけでなく諸費用や任意保険料、さらにガソリン代などの維持費も含めた総額を考慮しましょう。月々の返済額が家計に無理なく収まる範囲で設定することが、長期的にバイクライフを楽しむコツです。
バイクの維持費と年間コスト

バイクを購入するなら、本体価格だけでなく、購入後に継続的に発生する維持費も念頭に入れましょう。排気量によって必要な保険料や車検の有無が変わるため、購入前に把握しておくことが重要です。
バイクを維持するために実際にどのような費用が発生するのか、また工夫次第でどこまでコストを抑えられるのかなど、具体的に見ていきましょう。
バイクの種類別の自賠責保険料
自賠責保険は、運転中の事故で他人を死傷させた場合の対人賠償を補償する強制保険です。全てのバイクに法律で加入が義務付けられており、無保険での走行は違反となります。
保険料は排気量と契約期間によって決まり、どの保険会社で契約しても同額です。なお、長期契約ほど1年あたりの保険料は割安になります。
|
排気量 |
12か月 |
24か月 |
36か月 |
48か月 |
60か月 |
|
原付(125cc以下) |
6,910円 |
8,560円 |
1万170円 |
1万1,760円 |
1万3,310円 |
|
軽二輪(125cc超250cc以下) |
7,100円 |
8,920円 |
1万710円 |
1万2,470円 |
1万4,200円 |
|
小型二輪(250cc超) |
7,010円 |
8,760円 |
1万490円 |
— |
— |
※本土用(沖縄、離島を除く)
250cc超のバイクは車検時に自賠責保険の更新を行いますが、250cc以下は車検がないため、自分で更新が必要です。ナンバープレートのステッカーで満期を確認し、期限切れ前に手続きを済ませましょう。
任意保険料の目安
任意保険は、自賠責保険の補償限度額を超える相手方のけがへの補償に加え、対物賠償や自身のけが、バイクの損害などに備える保険です。補償内容を絞ったプランであれば、月々数千円程度から加入できる場合もあるため、通勤や通学での利用を想定する場合は、万が一の事故リスクに備えて検討するとよいでしょう。
保険料は125cc以下と125cc超で大きく区分され、さらに年齢条件や等級、補償内容によって変動します。特に年齢条件は保険料に大きく影響し、若年層ほど高額になる傾向があります。
保険料を抑えるには、代理店型よりもネット型(ダイレクト型)への切り替えが効果的です。ネット型は中間コストが少ないため、同じ補償内容でも保険料を安く抑えられます。
補償内容は自分で検討する必要があるため、使用目的に合ったプランを選びましょう。
250㏄超のバイクの車検費用の目安
250cc超のバイクには車検が義務付けられており、新車購入後は初回登録から3年後、以降は2年ごとに継続して受ける必要があります。車検費用は法定費用と車検基本料金に大別され、法定費用は全国一律です。
- 自動車重量税:初度登録から13年未満は3,800円、13年以上18年未満は4,600円、18年以上は5,000円
- 自賠責保険料:24か月で8,760円(※本土用(沖縄、離島を除く))
- 印紙代:1,800円程度
これらの法定費用に加えて、ショップやディーラーに依頼する場合は車検基本料金も必要です。点検整備費用などを含めた車検基本料金の相場は、4万円~7万円程度になります。
費用を抑えたい場合は、自分で陸運局に行き手続きをするのも選択肢のひとつです。書類の準備や点検を自身で行う必要がありますが、法定費用のみで済みます。
維持費やメンテナンス費用を抑えるコツ
バイクの維持費を抑えたいときにまず検討したいのが、自賠責保険の長期契約です。1年契約を繰り返すより、3年や5年の契約にすることで1年あたりの保険料を抑えられます。契約時に一括払いが必要ですが、長期的には確実な節約につながるでしょう。
任意保険も定期的な見直しが重要です。利用頻度が変わった場合や、年齢条件が適用できるようになったタイミングで補償内容を調整すれば、保険料が下がる可能性があります。複数の保険会社を比較して、現在のライフスタイルに最適なプランを選びましょう。
日頃のメンテナンスも維持費節約の鍵です。エンジンオイルやタイヤの空気圧管理といった基本的な手入れを怠ると、燃費の悪化や部品の早期劣化を招きます。小まめな点検をして、大きな出費を未然に防ぎましょう。
バイク市場の動向と今後の価格予測

バイクの平均価格を考える上で、市場全体の動きを把握しておくことは重要です。市場の流れを知っておくと、ベストなタイミングでの購入判断に役立ちます。
ここからは、国内バイク市場の現状と中古市場を含めた今後の見通しについて、具体的なデータをもとに解説していきます。
国内バイク市場の販売台数と保有台数の推移
経済産業省が公表している「二輪車産業の概況」によると、国内バイク市場の販売台数は、1982年の約330万台をピークに減少を続け、2024年には36.7万台と4年ぶりに40万台を割り込みました。
しかし、保有台数に目を向けると、現在も約1,028万台が保有されており、依然として多くの方がバイクのある生活を楽しんでいることが分かります。
また、興味深いのは排気量別の動向です。原付一種(50cc以下)が全体の41%を占める一方で、原付二種以上のカテゴリーは過去最多を更新しました。
この背景には、コロナ禍を経て通勤・通学だけでなく、1人でも楽しめる趣味としてバイクが再評価されているなどの理由があると考えられます。
中古バイク市場の価格変動要因
中古バイク市場の価格は、複数の要因によって変動します。例えば、円安の影響による海外からの買い付け需要の増加や、海外で生産されたブランドの輸入コストの増加などです。 業販オークションなどを通じて日本のバイクが海外へ流出し、国内の供給量が減少すると全体的に値上がりします。 また、半導体不足や物流の停滞による新車の供給不足も、中古車への需要を高める要因となってきました。新車の納期が長期化すると、すぐに乗りたいユーザーは中古市場に流れがちです。 ほかにも、2020年の排出ガス規制によって生産終了となった人気モデルは、新車での入手が不可能なため、値崩れしにくい傾向があります。
今後のバイク価格の見通し
株式会社矢野経済研究所の調査によれば、2030年ごろまでは世界の二輪車市場は安定成長が見込まれ、インドをけん引役とした需要拡大が続く見通しです。
国内市場はどうでしょうか。中古バイク市場は近年、コロナ禍の影響や半導体需要により急激に高騰しました。価格自体は依然として高く、すぐに大幅な値下がりは期待しにくい状況ですが、新車の供給が安定すれば中古車価格も徐々に落ち着くと予測されています。
バイク購入を検討中の方は、新車の納期や中古車の状態を見極めつつ、ご自身の予算とライフスタイルに合ったタイミングでの購入をおすすめします。
バイクを高く売却するためのコツ

買い替えを検討し、今のバイクを手放すなら、できるだけ高く売却したいと思うのは当然でしょう。しかし、売却額は車両の状態や市場の需要だけで決まるわけではありません。査定前の準備や、押さえておくべきポイントを知っているかどうかでも差が出ます。
ここからは、バイクを高く売るために知っておきたいポイントを紹介します。
売却額を左右するポイント
バイクの買取価格は、複数の要素によって大きく変動します。中でも、影響が大きいのが走行距離です。4ストエンジンでは10万km、2ストエンジンでは5万kmが目安とされ、これを超えると査定額が下がる傾向にあります。
次に重要なのが車体の状態です。エンジンの始動状態や異音の有無、電装品の動作状況、外装の傷や凹みなど、細部までチェックされます。特に、エンジンが正常に始動しない場合や、フレームにゆがみがある場合は大幅な減額対象になるでしょう。
年式も査定額を左右する要素のひとつです。一般的に5年落ちで価格が40%~50%程度下落するといわれていますが、人気車種や希少モデルの場合は例外もあります。
高額買取を実現する査定前の準備
査定前の準備をしっかり行うと、買取価格を引き上げられます。まず重要なのが洗車です。バイクをきれいにすることで、査定士に「大切に扱われてきた車両」という印象を与えられます。
洗車の際はバイク専用シャンプーを使い、電装系への浸水を防ぐため鍵穴やスイッチ類をテープで保護しましょう。ワックス仕上げまで行えば、さらに好印象です。
また、エンジンの始動確認も欠かせません。長期間放置していた場合、バッテリー充電やガソリンの入れ替えを検討してください。ただし、高額な修理が必要な場合は、そのまま査定に出すほうが得策です。
カスタム車の場合は、純正パーツも忘れずに査定に出しましょう。
バイクを買うのも売るのもレッドバロンにお任せ

レッドバロンは、Web上だけでなく、店舗で4万台超の在庫網を探せる環境と、数値に基づいて状態を確認できる仕組み、さらに長く乗り続けることを見据えた体制を整えています。買い替えを検討している場合は、次の一台を選ぶ基準を整理しやすく、今のバイクの扱いも含めてスムーズに検討を進められます。
Web未掲載も含む4万台超の在庫網で、理想の1台に近づける
レッドバロンでは、店舗で4万台超の在庫網を前提に条件を絞り込めます。Webで見える在庫だけが全てではなく、ネット未掲載の入庫直後の車両や希少な絶版車も候補に含められるため、探し方の選択肢が広がります。ネットで探し続けるより、店舗で条件を整理して候補を洗い出すほうが、希望に近い一台へ到達しやすいと考えています。
ACIDM(アシダム)で状態を数値化し、買う前の不安を減らす
中古車は、見た目が良くても内部の状態までは分かりにくく、判断に迷いやすいものです。レッドバロンでは総合診断機ACIDM(アシダム)を活用し、目視だけでは確認しにくいポイントまで含めて状態をチェックし、結果を数値やグラフで示します。感覚に頼らず比較できるため、車両の状態を把握した上で納得して選びやすくなります。
自社パーツストック網と修理ノウハウで、絶版車を「維持できる選択」にする
絶版車は、メーカー公式ですでに流通していないパーツが多く、また修理方法も車種によって異なります。レッドバロンでは、自社パーツストック網と修理ノウハウの蓄積があることで、購入後のメンテナンスまで見据えた選び方ができます。今の在庫状況だけで判断せず、長く乗る前提で検討できる点が安心材料になります。
買い替え時は、根拠が見える評価で次の予算を組み立てやすい
買い替えを検討する場合、次の一台にかけられる予算は、今のバイクをどう売却するかでも変わります。レッドバロンは全国300店舗の直営ネットワークを持ち、地域の動きに左右されにくい目線で価値を見極めやすい点が特徴です。
その場の短時間評価だけで決め切らず、確認できる情報を踏まえて判断することで、納得感のある検討につなげます。ローン支払い中のバイクや転倒車、不動車、他社で購入したバイクでもお気軽にご相談ください。
まとめ

バイクの平均価格は排気量や車種によって大きく異なります。購入時に本体価格だけを見るのではなく、諸費用や保険料まで含めた総額で考えましょう。維持費も排気量で変わり、250cc超のバイクは車検費用も必要です。購入後に「思ったより負担が大きい」とならないよう、購入総額と年間コストの目安を押さえた上で、無理のない予算を組みましょう。
レッドバロンでは、予算や条件が固まった段階で「候補を絞る」「状態を見極める」の2つを店頭で進められます。店舗では4万台超の在庫網から条件に合う候補を探せるため、Webに載っている車両だけに選択肢が縛られません。総合診断機ACIDM(アシダム)の数値も確認しながら、納得できる一台に近づけます。買い替えを検討している場合は、次の一台の条件整理とあわせて今のバイクの扱いも相談できます。ぜひ、最寄りのレッドバロンへお声がけください。











