支配人blog 2010
本日を持ちましてBS稚内は冬期閉館となります。
数多くのご利用ありがとうございました。
北海道ツーリングをされた方は楽しい思い出をいっぱい作れましたか?
残念ながら今年北海道ツーリングができなかった方は、来年最北端を
目指してみませんか?
一度北海道ツーリングをすると、地平線まで続く道、美味しい海の幸、
猛暑と縁のない涼しい土地、などが忘れられず、毎年来たくなると言われています。
来年も当BS稚内は7月より開館予定です。
皆様のご来館をスタッフ一同心よりお待ちしております。
つたない支配人日記でしたが、最後までお付き合い頂きありがとうございました。
また来シーズンお会いいたしましょう。
礼文島の浜辺
さて、礼文島の紹介も今回で最終回。少し心残りな所を紹介したいと思います。
礼文島の西部にある海岸では、その南部と北部に特徴的な浜辺があります。
南部は元地海岸と言って、地蔵岩を写真におさめるあたりの海岸を指します。
そこは別名「メノウ浜」と言われ、理由ははっきりしていませんが、海からメノウの
原石が打ち上げられることで有名な浜辺です。
まさに玉石混淆の浜辺で、乳白色の石を探しましょう。宝石に詳しくない私は
ガラスの破片ばかり手にとっていました・・・。

そして、北部は「ゴロタ浜」と言って、スコトン岬と澄海岬の間の浜辺です。
そこは険しい崖に囲まれ、トレッキングの「4時間コース」と「8時間コース」の
コース上でもあります。澄海岬の北側にある「鉄府(てっぷ)」港でバイクをとめ、
またしてもけもの道を進まなくてはなりません。私はそこで帰りのフェリーの時間と
なったのでタイムアップ。

「ゴロタ浜」は浜辺が貝殻で埋め尽くされ、
その貝殻には一箇所穴があいているのです。
冬場に漁師の方が錐で穴をあけているともうわさされていますが、
実際にはツメタ貝という巻貝が二枚貝に穴をあけて中身を食べて
しまったためにできた穴だそうです。
皆さんもぜひ「メノウ」と「穴あき貝」を見つけ出して土産話にしてはいかがでしょうか。
時期が許されるなら多くの高山植物の咲いている7月に出向くのがお勧めです。
利尻・礼文共にトレッキング用の靴は必需品ですよ。
地蔵岩
もはや奇岩シリーズですね。その第3弾です。
猫岩を眺めた元地海岸を元地港まで北上し、舗装路がなくなるのでバイクをとめて、
海岸沿いを10分ほど歩きます。

波打ち際に直立する高さ50メートルほどの岩が、
海側から眺めると手を合わせたお地蔵様に見えることから、「地蔵岩」と名づけられました。
苔むした岩縁がご来光のようにも見えますね。
猫岩
島の西側南部の元地(もとち)海岸で見られる有名な奇岩の一つに「猫岩」があります。
桃岩の展望台から見ることもできるのですが、遠く離れているため、
あまりはっきりとは見えません。


トレッキングコースを引き返し、バイクに乗って桃岩の裏側、海岸沿いの道を走ります。
実はこの海岸線から見上げる桃岩が一番それらしく見えるのかもしれませんね。
そして、桃岩の巨大さに改めて圧倒されます。

「猫台・桃台」と書かれた展望台から南の海岸線を見ると、たしかに猫が耳をそばたて、
背を丸めて座っているような「猫岩」を見つけることができます。
誰かを待っているのでしょうか、少し寂しそうにしていますね。
桃岩
お腹も満たされたところで、本格的にトレッキング開始です。
礼文島の代表的な観光スポット「桃岩」を目指し、
島の南東にある香深港から西へ。
「桃岩展望台」まで3キロの標識が見えたので、
そこの冬期チェーン着脱所にバイクをとめ、矢印に従って山に分け入りました。
標識の左にある「けもの道」を進んでいきます。
後で知ったのですが、別のルートで桃岩展望台まで200メートル地点まで
オートバイや車でも行けます。
登山用の服装をされている方とすれ違いながら、トレッキングコースがあっているのか、
不安を覚えながらも山頂を目指します。
「エゾカワラナデシコ」

「ミソガワソウ」が綺麗に咲いていたので写真を撮っていると、
舗装路を横断、更に階段状の坂を上ること30分。
ついにそれらしき景色にめぐり合いました。

ガイドブックなどを見ると丘の上に置かれた岩でせいぜい3メートルぐらいかなと
思っていたのですが、なんと高さ249.5メートル。
柔らかい感触が伝わってくるような桃の形をした巨大な奇岩でした。
ホッケのちゃんちゃん焼き
礼文島で「ちゃんちゃん焼き」と言えば、鮭ではなくホッケ。
炭火で皮を下にして焼き、特製味噌とネギをのせます。
火が通ったところで、尻尾の方から身をくずして、味噌と混ぜながら食べます。
ホッケは漁のある夏場が一番美味しいと言われています。

私が訪れたのはフェリーターミナルにも程近い香深漁協直営の「海鮮処かふか」です。
一階は土産物屋「香深マリンストア」で、2階に上がり「焼き物が食べたい」と言えば
炭火焼の部屋に案内されます。

ちゃんちゃん焼きの身をくずして食べるタイミングは個人の思いのままにするか、
店員に任せます。
味噌の付いたホッケはご飯によくあうし、時間が時間ならお酒のつまみに最高でしょう。

私は「ちゃんちゃん定食」に活ウニ(生か焼きか選択)のセット(1,500円)にしました。
焼いたウニは甘みが増すので炭焼きをするならお勧めです。
知っていましたか? 一つのウニには5つの身が入っているんですよ。
一通り食べ終わると、香ばしくカリカリになった皮も食べやすい大きさに切ってくれます。
お腹が満たされればまた歩き回る元気がわいてきますね。
うすゆきの湯
温泉好きにはたまらない施設が昨年の平成21年、礼文島に初めてオープンしました。
日帰りの入浴施設で、源泉掛け流しの天然温泉。
肌に優しく入浴後も長く暖かさが持続します。
筋肉痛に効果があるので、礼文島を歩き回った後に、
利尻島を眺めながらの湯浴みは最高です。
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フェリーターミナルから歩いて3分なので、帰りのフェリーの時間に合わせて入浴すると
良いですね。
駐車場内にある階段から上っていき、受付は2階になります。
入浴料は大人一人600円です。
利尻島は浴場内からは写真が撮れないので、外からの撮影です。
澄海(すかい)岬
島の北西部の断崖に囲まれた小さな入り江があります。
「まるで宝石のよう」と評され、海の透明度が高く、島で最も美しい海といわれています。
日本海が創った秘境の中の秘境で、あたり一帯も礼文島西海岸のビューポイント
となっています。

礼文島の南西部の元地(もとち)から始まる海食崖は、10数キロに及び、山と海の展望、
絶壁と岩礁、花畑など自然の要素に恵まれた海岸を形作っています。
観光客の中にはここでお弁当を食べる方も多いようです。
最高の景色の中で食べるお弁当もまた格別ですね。
洒落た名称をつけているな、と思っていたのですが、抜けるような青い空(スカイ)
あっての澄海岬とも感じました。

「澄海岬」の立て札のない写真が、ガイドブックなどに載っている美しい岬です。

スコトン岬
宗谷岬が日本最北端なら、ここ「スコトン岬」は日本最北限として知られています。
礼文島の北端に位置し、岬に沈む夕日は神秘的なおもむきを漂わせます。
天気しだいではサハリンも遠望でき、草原状の岬はいかにも最北といった感じがしますね。
この岬にたたずめば、最果ての旅が感じられます。
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国立公園の看板のある所で写真を撮ったら、細い一本道を歩き、
最北限が記されている広場まで行きます。
そこでついに、日本の端の端っこに到着です。
沖合いの「トド島」では冬期には時折アザラシが訪れ、岩礁で体を休めるとか。 
また、この岬の土産物屋では「昆布アイス」がウリなのですが、淡い緑色をしていて、
小さな氷がシャリシャリとした食感を生んでいます。
確かに昆布の香りがするのですが、甘く冷たく、思ったより食べやすいアイスでした。
高山植物園
礼文島は先にもお知らせしたように花の宝庫です。
しかし、その花達を見るためには島を歩き回らないといけません。
そこでお勧めは、島の北東にある「高山植物園」です。
ここなら数々の花を観賞し、お目当ての場所を探索する時間を稼ぐことができます。
私が出向いた時はやはり花の時期を逃していて、少し寂しく感じました。
それでもこの時期に開花する花もあるので、「高山植物園」に足を伸ばして正解でした。
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高山植物はいずれも丈が低く、小さな花を咲かせるのですが、色合いは美しく、
形は普段目にする花とは趣が違って見えます。
写真の紫色の花は島の名が付いているレブンソウ。
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白い花びらがキタノコギリソウです。

また、礼文島を代表し、礼文島にだけ自生する特定国内希少野生動植物種の
「レブンアツモリソウ」もこちらで栽培されています。アツモリソウの変種で、
袋状の唇弁を持ち淡いクリーム色をした大変美しく、変わった形をした花です。
時期が合えばとても見たかったのですが・・・。
うにむき体験センター
礼文島は一周できる道がないので、まずはフェリーターミナルから島北部に位置する
「スコトン岬」を目指すことになります。
フェリーターミナルより約10キロ進むと、ウニ剥きを体験させてくれる施設があります。
従業員の方が専用の道具の使い方から丁寧に教えてくれるので、どなたでも楽しめます。
使用するウニはムラサキウニで、もちろん自らの手でむいたウニを食べることができます。
急いで口にすると、塩水でしょっぱくなります。
水を落として食べると、ウニ本来の甘みが楽しめます。
一回500円なので礼文島に来たら体験してみましょう。

ウニのとげで怪我をしないように気をつけなければならないのですが、そのとげのウニョウニョと
動く姿はそうそう見ることもないのではないでしょうか。
「夢の浮島」利尻島を見て回ったら、次はやはり「花の浮島」礼文島ですね。
ということで、今回よりしばらく礼文島の思い出に、お付き合い下さい。

礼文島はアイヌ語で「レプン・シリ」、沖の島という意味で、日本最北の島です。
利尻・礼文・サロベツ国立公園の中でも、春から秋にかけて高山植物が咲き乱れる
花の島です。
厳しい気候にさらされる寒冷地であるため、高山植物が平地でも見ることができます。

この島でしか見られない花だけでなく、景勝地も多くトレッキングコースが設けられているので、
スケジュールにあったコースを選ぶといいでしょう。

ぐるりと島一周を回ることはできず、道路は島の東側だけで、あとはひたすら歩き回ります。
花を見るのならお勧めは7月ですが、自然を鑑賞しながら歩き回るのなら天候の安定する
9月も良いでしょう。
夕日ヶ丘展望台
さて、利尻島を反時計回りに一周し、そろそろ稚内に戻るフェリーの時間が近づいてきました。
利尻島最後の観光として、「夕日ヶ丘展望台」の紹介です。

鴛泊港から2キロ足らずで到着する名所で、時間があえば礼文島に沈む夕日が一望できます。
見ると丘の上まで長い階段が続いているので、登ってみることにしました。海も綺麗ですが、
利尻山がやはり美しい。天候にも恵まれ、最良の一日となりました。
稚内に来られるライダーには、ぜひとも一度立ち寄って頂きたい離島です。
そして、日程が許されるなら植物も見所な7月上旬が良いでしょう。
フェリーの乗船手続きを行なっている間に、利尻山にかかっていた雲が晴れ、
ついに全貌を見ることができました。

(雲のかかってない利尻山です)
姫沼
今回も沼の紹介なのですが、「姫沼」は原生林に抱かれた神秘の沼です。
ここから見る利尻山は山腹に大きく谷が切れ込み、秀麗な富士の姿とは違った
山容を見せます。沼の周囲は約800メートル、深さ約2メートル。
1周約20分の遊歩道があり、手軽な散策で数々の花を観賞することもできます。
静寂の中で湖面に「逆さ富士」が映れば、更に幻想的な風景となりそうですね。
北麗野営場に至る「ポン山登山コース」は、雄大な自然林の中を草花を楽しみ
ながら歩く、およそ2時間の自然豊かな山道が続きます。
大正6年に三つの小沼と湧き水を利用して、ヒメマスを放流したことから「姫沼」と
名づけられました。
オタトマリ沼
利尻島のリピーター率ナンバー1がこのオタトマリ沼です。
理由は沼の縁に伸びる木造の橋を歩いていくと分かります。
そうです。日本最北限の赤エゾマツの原生林が広がり、
その向こう側には利尻山が見え幻想的な景色が広がっているからです。
一周約20分の遊歩道の散策で、どこからでも利尻山を眺めることができ
時期が7月初旬であれば咲き乱れる花を満喫することもできます。

咲き乱れた花は難しかったのですが、広く波打たない静かな沼と、
雄大な利尻山を見ると、また来てみたいという気になりますね。
昨日の「利尻亀一」の目の前が「オタトマリ沼」です。
利尻亀一
さて、利尻島も半周回りました。
オタトマリ沼のほとりに土産物屋の「利尻亀一」があります。
利尻昆布、ウニをはじめとして、豊富な品揃えと、良心的な価格が嬉しく感じます。
二年に一度JTB主催で開催される「日本おみやげアカデミー賞」グランプリにノミネートされた
「ご縁結び昆布」は天然の旨みを熟成させ、美味しさを極めた一品で、試食もできます。
店内に入ると飲み物がセルフサービスで置いてあるので、ここでは「熊笹のお茶」を頂きました。
笹の香りがしっかりとしていて、ほんのり甘く癖になりそうです。
そしてお目当てはエゾバフンウニを使った軍艦巻きです。
ムラサキウニも並べて置いてあるのですが、山吹色の輝きが違いますね。
そしてとろける甘さでした。ムラサキよりバフンのほうが少し高値です。
お茶、昆布、ウニを贅沢に堪能できました。
仙法志御崎公園
利尻島の最南端に位置する夕日の名所・・・なのですが、太陽は高く、
海の青色がまぶしい時間帯です。

ここは透明度抜群の海で、昆布やウニの様子を間近に見学できる
自然磯観測所もあります。公園にある土産物屋では、その日「エゾバフンウニ」が獲れたら
ウニむきから始めて、生で食べることもできます。
5~9月の間はゴマフアザラシを見ることもでき、何とか写真におさめることができました。

土産物屋でアザラシのエサを売っているので、近づけると食べに近寄ってきます。
エサを見ると海から顔を出して一気にガブッとやってくるので、濡れてもよい格好と、
小さなお子さまは気をつけてください。
あまりの俊敏さにびっくりしてしまいました。
人面岩・寝熊の岩
利尻島の西側は奇岩、怪岩が点在する変化に富んだ海のギャラリーです。
写真の岩は島の南西部にあります。
人の横顔に見えるという「人面岩」と、横から見ると熊が寝ているように見える「寝熊の岩」を
同じ所から見ることができます。


写真を見て、それと分かるでしょうか?
更にこの海岸には北のいつくしま弁天宮の守護神として「龍神の岩」も奉られています。

道路わきに駐車スペースが設けられているので、バイクを停めて青い海と空、そして奇岩を
眺めれば、印象的な形が浮かび上がるまで見入ってしまいますね。
タコカレー
利尻島を約4分の1走行したところで、お昼を少し過ぎていました。
実は、利尻島に渡って楽しみが一つあり、それが「タコカレー」を食べることでした。
宗谷地方では昔からタコ漁が盛んで、カレーに肉の代わりにタコを入れる家庭も多いとか。
ですが、探してみると意外に「タコカレー」を提供しているお店が見当たらず、利尻島で
やっとめぐり合うことができました。
沓形港そばの「ウニ丸ちゃん」で食べることができます。店のメニューにも「タコカレー」の文字が
大きく書いてあります。
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B級グルメとうたっていますが、味はタコや魚介類のダシが効いていて、ついつい食が進みます。
値段も1,000円と庶民的な価格で満足しました。
タコのほか、ヒル貝、イカ、ホタテも食べやすい大きさで入っているので、利尻島に来たら
「タコカレー」も楽しんでみてください。
沓形岬(くつがたみさき)
沓形港周辺でよく「どんと」という文字を目にします。
利尻町交流促進施設「どんと」などがよい例だと思います。あまりによく目に入るので、
なんだろうと岬まで来たら謎が解けました。
時雨音羽が作詞した「出航の港」の歌詞に出てくる言葉でした。歌は時雨音羽が少年時代を
すごしたこの沓形海岸の漁況が主体をなしています。地元の方はこの沓形岬を「どんと岬」とも
呼ぶそうです。

岬からは12キロ離れた礼文島の島影がはっきりと見えます。
また、すぐそばにはキャンプ場も有り、利尻山と礼文島が見渡せる絶好のロケーションでも
あります。